周瑜様

 最近、活字を追うのに疲れて仕事以外の本を久しぶりに読んだ。
 
 周瑜 (PHP文庫) 赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将
 周瑜―「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将 (PHP文庫)

 「周瑜」と言う名前は、あまり聞いたことがない人の方が多いと思う。「三国志」は知っている人も多いと思うけど。この三国志は、すっごい簡単に言うと「魏・呉・蜀」の3つの国のお話。

   魏 ⇒ 曹操
   呉 ⇒ 孫堅孫策孫権(呉の初代皇帝)
   蜀 ⇒ 劉備

 ↑が、3つの国をそれぞれ率いた人物。呉に関しては、3名出ているけどこの3名の中のパパにあたる人。堅パパが亡くなったので長男の孫策が継ぐような形になったけど、孫策は若干25歳に他界。この後、弟の孫権がたったの。

 この読んだ小説は、呉の国の話。孫策とは、小さな頃から机を並べて勉強していたという「周瑜」。
 周瑜様は、眉目端麗で「美周郎」とも呼ばれ、頭脳明晰、音楽に深く造詣があったと言われていてる。「音を間違えると周郎が振り向く」といわれたともある。誰もが認める、素晴らしい軍師♪
 そして、奥様の「小喬」。「江東の二喬」と呼ばれ姉の大喬と共に絶世の美女とされている。ちなみに、姉の大喬孫策の奥様。なので、周瑜様と孫策は義兄弟ってやつなの。

 なかなか、呉の国を中心とした小説は少なくて、前に本屋で見かけたときに買いそびれて、その後はなかなか見つからなくて、今回は古本屋でたまたま購入。
 内容的には、詳細が少なめで話の展開が早い。周瑜様の一生を何となく駆け足で進んでいる気がする。大雑把に、周瑜様の一生を追いかけて読むにはちょぅどいいのかな。

 周瑜様が主人公だから仕方ないけど、周りの人物像に関してはそんなに描かれていないかな。
 周瑜様が一番大好きだけど、呉の国の登場人物は結構いいキャラが揃っているんだよね。なので、呉を中心とした話だから、そのあたりも期待したんだけど・・・。まぁ、しっかりと呉だけでも書いていたらとてもじゃないけど1冊では終わるわけがないか。それでもよいから読みたいんだけど。。。

 うーん、今までちゃんと正史と演義は読んでいなかったんだよね・・・読もうかな。演義の方が内容的には脚色されていて面白いみたいだけど、「赤壁の戦い」で諸葛亮孔明の引き立て役にされて、器の狭いやつみたいな書き方されているっていうから・・・嫌なんだけど。。。正史・・・うーん。敷居が高そうだw