小説

 ここ最近、前にもまして小説を読む時間が増えた。ここ、1ヶ月くらいの間に読んで気に入った本をいくつか紹介しまーす。
 (でも、気がつけば・・・ミステリーばかり。こんなに殺人物ばかりで胎教に良いんだろうか・・・(=◇=;) )

 

名もなき毒

名もなき毒

 宮部みゆきさんの新刊ですね。本当、宮部さん大好きです。
 今回の話は、誰か Somebody (カッパノベルス)「誰か」の続編みたいなものです。というのは、この主人公の男性が今回も主役となっている話だから。
 いくつかの話の伏線があり、最後にはそれが絶妙のタイミングで絡んで行くのがとっても楽しい。いつのまにか、引き込まれていきます。主人公の男性は、普通のサラリーマンで特に探偵って訳ではないからサクサクと話が進むわけじゃないけど、サラリーマンって言うのがとっても感情移入しやすいところなのかも。特に、最後の部分に関しては私は驚いた。
 「うへぇ、こういうのアリなの?すごいぞっ。」って、興奮してしまった!
 ちょっと、こんな常態ありえないって思うけど、これが宮部さんにかかると・・・もしかしたら、あるかもね。って、思っちゃうような気がする。
 そして、「毒」って・・・色々とあるよね・・・って考えさせられた気がする。

 

UFO大通り

UFO大通り

 島田荘司さんの新刊。御手洗シリーズの新刊♪
 御手洗と私の愛する天然の石岡君の二人の名コンビが送る最新作。今回は、中篇が2本入った1冊。御手洗シリーズには、石岡君が全く出番がなく御手洗だけだったり、私の大嫌いなレオナって女性が出てくるものもあるんだけど・・・。私は、御手洗と石岡君が一緒の話が良い!!
 石岡君が主人公で、御手洗が出てこない話もあるんだけど・・・御手洗がいないと、話が中々進まないし、石岡君の持ち味である天然が生きてこないんだよね。
 1本目が「UFO大通り」。御手洗と石岡君に、小学生の女の子からの頼みで始まった事件。近所のおばあちゃんがUFOを目撃した話と、密室で起こった殺人事件が次第に絡んでいく。UFOって何?って、探偵の御手洗潔がいつものように破天荒に解決していく様が面白い。そして、それに取り残されつつボケッとした天然の石岡君がサイコー!
 2本目は、「傘を折る女」いつもの御手洗シリーズとはちょっと違うテイストで、論理的思考に基づいて話が進んでいく。ラジオから聞こえてくる、土砂降りの雨の中を車に傘を轢かせて折る女性を見たという不思議な話を石岡君が聞き、暇を持て余している御手洗に話したところから話が始まる。途中突っ込みたいところは少しだけあったけど、気がつけば・・・御手洗の話に吸い込まれるように入っていってしまう。やはり、天然な石岡君の可愛さに引き込まれてしまう♪

 ふぅ。疲れた。
 とりあえず、これだけにしておきます。
 まだまだ、紹介したい本は沢山あるから次回ってことで。

 御手洗シリーズをちょっと検索したら・・・悲しいことに何点か買いそびれていた本があった。大変!!買出しに行かなくては・・・。来月には、犬吠里美の本も出るし。この犬吠里美って、石岡君しか出てこない小説で登場した女の子なんだよね。石岡君のことが好きらしい。早く読みたいよぅ〜♪
 そして今更ながら、「暗闇坂の人喰いの木」が映画化?!・・・えっ。
 御手洗と石岡君は誰がやるのよー!御手洗の該当者が日本人にはいないから、実写化はしないって言っていたのに・・・
 .....Σヾ(;☆ω☆)ノギャアアーー!!